和蝋燭づくりについて
和蝋燭づくり
について
Making of “Warosoku”
01 灯芯づくり
まずは、蝋をかけていくための灯芯を用意します。竹ぐしに、和紙と灯芯草(イグサの髄)をぐるぐると巻きつけていきます。それを、真綿で止めて、灯芯のできあがりです。材料はすべて自然由来の素材です。
02 生掛け
40〜45℃に溶かした蝋を素手ですくい上げ、5、6本ずつの灯芯を手のひらの上で転がしながら、蝋をすりつけていきます。乾かしては蝋をかけて、を何度も繰り返してどんどん太くなっていきます。
03 ツヤ出し
手の平の摩擦によって、蝋の表面のツヤを出していきます。あまりツヤツヤしすぎないように、ほどよく縦線を残すのがポイントです。植物由来の蝋燭なので、樹木のような質感を大切にしています。
04 芯出し
火をつけるための芯を出す作業です。炭火で温まった室(むろ)の中で上部だけを温めます。少し柔らかくなったら、コテを当てて熱で溶かし切ります。芯を切り落とさないように注意を払います。
05 切り揃え
一本一本手作業でつくるため、どうしても長さは不揃いになります。そのため、最後に、温まったコテで長さを切りそろえる作業が必要です。切り落とされた部分は、熱で溶かして再利用しています。
06 完成
できあがった蝋燭を上から見ると、まるで年輪のようにたくさんの輪が見えます。これは重ね塗りすることでできる断面です。頭がやや膨らんだ形になり、淡いうぐいす色を帯びた蝋燭に仕上がります。
01 灯芯づくり
まずは、蝋をかけていくための灯芯を用意します。竹ぐしに、和紙と灯芯草(イグサの髄)をぐるぐると巻きつけていきます。それを、真綿で留めて、灯芯のできあがりです。材料はすべて自然由来の素材です。
02 生掛け
40〜45℃に溶かした蝋を素手ですくい上げ、5、6本ずつの灯芯を手のひらの上で転がしながら、蝋をすりつけていきます。乾かしては蝋をかけて、を何度も繰り返してどんどん太くなっていきます。
03 ツヤ出し
手の平の摩擦によって、蝋の表面のツヤを出していきます。あまりツヤツヤしすぎないように、ほどよく縦線を残すのがポイントです。植物由来の蝋燭なので、樹木のような質感を大切にしています。
04 芯出し
火をつけるための芯を出す作業です。炭火で温まった室(むろ)の中で上部だけを温めます。少し柔らかくなったら、コテを当てて熱で溶かし切ります。芯を切り落とさないように注意を払います。
05 切り揃え
一本一本手作業でつくるため、どうしても長さは不揃いになります。そのため、最後に、温まったコテで長さを切りそろえる作業が必要です。切り落とされた部分は、熱で溶かして再利用しています。
06 完成
できあがった蝋燭を上から見ると、まるで年輪のようにたくさんの輪が見えます。これは重ね塗りすることでできる断面です。頭がやや膨らんだ形になり、淡いうぐいす色を帯びた蝋燭に仕上がります。
ハゼの実
木蝋の原料はハゼの実。ハゼノキはウルシ科に属します。江戸時代頃に琉球から持ち込まれたと伝えられています。内子町内には、ハゼの実を採る大変な様子を労働唄にした「はぜとり唄」がいまも残っています。
木蝋
ハゼの実を蒸したものを圧搾して採集したものが木蝋です。和蝋燭づくりでは、搾ったままの状態の生蝋を使います。ミツロウやパラフィン蝋と比べ、融点が低いのが特徴で、温度管理が肝になります。
灯芯
蝋燭の軸になるのが灯芯。この灯芯も一本一本手づくりしています。竹、和紙、灯芯草、真綿とすべて自然由来の素材のものを使用。竹串に巻いた灯芯草がほどけないようにまとめる真綿は、蚕をゆでる作業から行っています。
木炭
固まった生蝋を溶かしたり、コテや室(むろ)を温めたり、作業工程に必要な熱は、炭火です。代々、地元の木炭を使ってきました。作業が変わるごとに炭を移して大切に使っています。
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