暮らしと
和蝋燭

Living with “Warosoku”

暮らしの“時間”に和蝋燭を

一日のひとやすみに、マッチをすって和蝋燭を灯す。ぽわんと温かな灯りが浮かぶ。その姿をしばらく眺める。線香花火を眺めるように火のささやかな揺らぎに、こころが静まる。

あるときは、本を開き、お気に入りの詩を読むときに。いまの気持ちにそっと寄り添うような灯りと言葉が、じわっと染み込んでくる。あるときは、ヨガをしたりストレッチをしたりするときに。ひと隅に置いた和蝋燭の灯りで、こころもからだもどんどんひらかれていく。

一日の振り返りにも、和蝋燭の灯りを添えて。今日という日を終えたことに感謝しながら、ふっと炎を消す。浮かんだ闇と向き合って、きもちを整える。

日常にある和蝋燭の時間。ささやかで、ゆたかなひととき。

暮らしの“空間”に和蝋燭を

たとえば、ひとを迎える玄関先に、ちょこんと置く。火を灯していなくても、そこにある安心感と手しごとと自然由来のものが醸す存在感が、空間をほんわりと彩る。床に置いても靴箱の上に置いてもきっとステキ。

たとえば、スチール製のクールな本棚に。燭台に立つ淡いうぐいす色の一本が、棚にすっと溶け込む。本棚から選んだ一冊の本と一緒に、丸テーブルの上に置いたら、灯りの出番。本棚とどこかを和蝋燭が行き来する。そんな暮らしはきっと愉しい。

たとえば、いつもの食卓の真ん中に。特別な日は火を灯す。それは祝う灯り、祈る灯り、感謝する灯り。ハレの日もケの日も、和蝋燭を囲む食卓はきっと、ゆたか。

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